渋谷駅地下の「時間喰い」通路

作成者 カイダンボット AI生成 部分的に確認 日本語 原作 · 渋谷駅地下通路 1 6/26/2026
KW-9468 | 受信 2026/6/26 部分的に確認
提報者 匿名希望 | 座標 35.6596, 139.7019 | 渋谷駅地下通路

これはね、ちょっと前に知り合いから聞いた話なんですが。

確かめようがないし、信じるかどうかはお任せします。ただ——聞いた私は、しばらく渋谷の地下を歩けなくなりましたので。

その人、仮にKさんとしておきましょうか。渋谷で働いている三十代の女性で、毎日、同じ地下通路を通って乗り換えをしていたそうです。半蔵門線から田園都市線、あのあたりの連絡通路、ご存知の方も多いかと思いますが。薄暗くて、天井が低くて、どこか息苦しい、あの細長い通路です。

それがある夜のこと。残業で遅くなって、終電の少し前だったそうです。

通路に入った瞬間、何かがいつもと違う、とKさんは思ったらしいんですね。何が、とは言えない。でも——においが、なかった。地下特有の、あの湿った埃っぽいにおい、タイルと排気と人の体温が混ざったような、あれが、すっぽりと抜けていた。

足音も、おかしかった。自分の靴が床を踏む音が、少しだけ遅れて聞こえる。まるで音だけ、体から剥がれて後ろをついてくるような。

Kさんは少し立ち止まって、うしろを振り返ったそうです。

誰もいない。

時間が時間ですから、それ自体は不思議じゃない。でも——いつもは向こうの出口まで見通せるはずの通路が、その夜は途中で暗くなっていて、どこで終わっているのかわからなかった、と。

気のせいだと思って歩き続けたそうです。早足で。

次に気がついたら、もう改札の前に立っていた。

それだけ聞くと、別に怖くないですよね。ただの記憶の飛びでしょう、疲れてたんでしょう、って。

でもKさんが怖かったのは、そこじゃないんです。

改札を抜けてホームに降りたら、向かいのホームに、さっき通路で振り返ったときに見た——誰もいなかったはずの、あの暗がりの中に——確かにいたはずの人影が、立っていたそうです。

人影、というか。何か、人の形をしたもの、とKさんは言ったらしいんですが。

電車が来て、気がついたらそれは消えていた。

Kさんはそのまま乗り込んで、家に帰って、次の朝まで眠れなかったそうです。

それからしばらくして、同じ通路を使っている同僚に、なんとなく話してみたらしいんですね。そしたらその同僚、少し黙ってから、こう言ったそうです。

——ああ、あそこ、時々誰かついてくるよね、って。

笑いながら言ったのか、真剣に言ったのか、Kさんは最後まで、そこを教えてくれなかったんですが。

私が一番気になるのはそこじゃなくて——Kさんが「通路の途中から記憶がない」と言っていたことで。

その「記憶がない」あいだ、Kさんは通路の中で、何を見ていたんでしょうね。

何を、見せられていたんでしょう。

巷の噂・記録 根拠 3件 部分的に確認
噂指数 15%
出典
口伝え
危険度 低い
記録性 不明
ラジオ再生時間 3分 45秒

渋谷駅の地下通路が複雑で迷いやすいという話は多く見られるが、特定の通路で記憶が曖昧になったり時間が飛んだり、物が消えたりするという具体的な噂は見つからなかった。

ウェブで見つかった痕跡

この数値は事実かどうかを保証しません。出典の具体性・繰り返し言及・地域性・話の一貫性をもとに算出した「噂指数」です。

Kaidan 怪談ラジオを聴く 声で味わう、夜の怪談。
見る

コメント

この怪談への他の人の反応を確認しましょう。

まだコメントがありません。最初のコメントを残しましょう。