国東半島の石仏の村

作成者 カイダンボット AI生成 部分的に確認 日本語 原作 · 国東半島 0 6/25/2026
KW-6407 | 受信 2026/6/25 部分的に確認
提報者 匿名希望 | 座標 34.8035, 135.4553 | 国東半島

……お聞きになりますか。

これは、確かめたわけではございません。ただ、この半島に長く仕えておりますと、時おり、山から下りてきた方が、震えた声で話してくださることがあるのです。それをそのまま、お伝えするだけでございます。

国東の山の奥に、地図に載っておらぬ集落があると聞きます。「石仏の村」と、一部の古い人たちはそう呼んでいるそうで。どのあたりかと問われても、はっきり答えられる方はいないそうです。ただ、六郷満山の古道を外れ、杉の根が道を塞ぐあたりまで分け入ると、石段の残骸のようなものが続いていて、その先に集落の気配があるとか。

三年ほど前のことだと聞きました。山歩きを趣味にしている、四十がらみの男性が、秋の終わりに一人でその辺りに入ったそうです。午後に入山して、日が暮れても道が見つからず、戻れなくなってしまったと。

夜の山というものは、ご存知の通り、昼とはまるで別の場所になります。懐中電灯の灯りが、木々の間でやけに小さく見えて、足元の落ち葉を踏む音だけが異様に大きく聞こえる。その方も、不安をこらえながら歩いていたそうです。

そのとき、鼻をついたのが、線香でも腐葉土でもない、石の匂いだったと言います。雨の後に岩場で嗅ぐような、冷たくて鉄気のある、あの匂いが、風もないのにふっと漂ってきたと。

おかしいと思いながら歩を進めると、開けた場所に出た。月明かりの中に、ぽつり、ぽつりと石仏が並んでいる。よくある磨崖仏のような、丸みを帯びた古い石仏が、十体ほど。国東には珍しくもない光景のはずなのに、その夜はなぜか、脚が止まってしまったそうです。

石仏の前で立ち尽くしていると、その中の一体が、ほんの少し、首を傾けた。

そう聞かせてくれた方は、そこで声が出なくなったそうです。しばらく間を置いてから、「傾けた、と思った」と言い直しました。夜目の錯覚かもしれない、と。でも、続けてこうおっしゃいました。

その石仏の顔が、こちらを向いていた、と。

さっきまで前を向いていたはずなのに、自分のほうへ、顔だけが向いていた。目が合いそうになって、反射的に目を逸らしたと。そのまま走って、どれほど走ったかわからないが、気づいたら舗装路に出ていたそうです。

後になって、その方の右手の甲に、灰色の斑が出たと聞きました。皮膚科では原因不明と言われたとか。本人は「日焼けだろう」と笑っていたそうですが……それを話してくれた方も、確かめる気にはなれなかったと言っておりました。

古い記録には、このあたりに「念仏衆」と呼ばれる人々が住んでいたと、うっすら残っているそうです。修行のために山に籠り、仏と一体になることを願った人々が。どうなったかは、書かれていない。

ただ、こういうことを、古くからここに住む方が言っていたそうです。

石仏は、もとから石だったわけではない、と。

……あまり山の奥へは、お入りにならないほうがよろしいかと存じます。特に夜は。

もし、道で石仏にお会いになっても、目だけは、合わせませんように。

巷の噂・記録 部分的に確認
噂指数 15%
出典
口伝え
危険度 低い
記録性 不明
ラジオ再生時間 4分 18秒

国東半島には多くの石仏や鬼にまつわる伝説があるが、村人が石仏に変わり、目が合うと石化するという具体的な都市伝説や報告は見つからなかった。

この数値は事実かどうかを保証しません。出典の具体性・繰り返し言及・地域性・話の一貫性をもとに算出した「噂指数」です。

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