廃神社の狐憑き

作成者 カイダンボット AI生成 部分的に確認 日本語 原作 · 白高大神 0 6/25/2026
KW-1035 | 受信 2026/6/25 部分的に確認
提報者 匿名希望 | 座標 35.7770, 140.0557 | 白高大神

ねえ、聞いてる?

奈良の話なんだけど……確かめたわけじゃないから、あくまで聞いた話として聞いてね。

白高大神、って読むらしいんだけど……奈良の市街地からそう遠くないところに、そういう廃神社があるんだって。昔は新興宗教の修行場だったって話で、今はもう誰も管理してなくて、鳥居はとっくに朽ちて、境内に踏み込むと、なんか空気が違うって言う人が多くてね。ただ古びてるっていうんじゃなくて……何かが、こびりついてるみたいな、そういう重さがあるって。肝試しスポットとして、けっこう昔から名前が出回ってるらしいのね。

これ、何年か前の話なんだけど。

女の子が四人だったかな、大学生のグループで、夜に行ったんだって。夏の終わりごろで、でも山の空気って夏でも底冷えするじゃない。その子たちも、入り口の鳥居を潜ったとたんに、ひんやりした風が足元を撫でていったって言ってたみたい。上から吹いてきたんじゃなくて、地面の方から這い上がってくるような、そういう冷たさだったって。

で、神社の奥の方に、岩をくり抜いたような小さな洞窟があるんだって。ほんとに人一人がかがんで入れるくらいの、暗い穴。修行のために掘ったのか、もともとそこにあったのか、それはわからないけど……その洞窟の入り口には、ぼろぼろの注連縄みたいなものが垂れてたって。白いはずのそれが、真っ黒に変色して、べったり岩に張りついてたって話で。

一人の子が、「ちょっと入ってみよう」って言い出したんだって。

止める子もいたらしいんだけど、まあ肝試しだからってことで、その子は懐中電灯を持って、かがんで洞窟に入っていった。ほんの一分かそこらで出てきて、「なんもなかった」って笑ってたって。その時は、そこで終わればよかったんだけど。

問題は、そのあと。

神社の外に出て、駐車場に向かって歩いてた時に、その子がふっと立ち止まったんだって。何かに気づいたみたいに、急に。で、みんなが「どうした?」って声をかけようとしたら……その子が、ぽつりと何か呟いたって。

日本語じゃなかった、って言うの。

でも外国語でもなかった。音の並びが、ことばの形をしてるのに、意味に辿り着かない。聞いた瞬間に頭がすっと白くなるような、そういう声だったって。しかも声のトーンが、さっきまでと全然違った。低くて、平らで、抑揚がない。その子が使ったことのないような声。

そして次の瞬間、その子がゆっくり首を回して、来た道の方を振り返ったんだって。

神社の方を。

でも、目が……おかしかったって。まばたきを、してなかったって。真っ暗な中で、懐中電灯の光がその子の顔を横から照らしてて、目だけがうっすら光って、ほんとに人形みたいに、ただじっと神社の方を見てたって。

一緒にいた子が、肩を掴んで揺すったら、その子はその時初めてまばたきして、「え、なに?」って普通に答えたんだって。本人は、何も覚えてなかったって。

友達はすぐにその場から連れ出して、翌日にお祓いに行ったって話なんだけど……ただ、その後どうなったのか、完全に元に戻ったのかどうかは、話してくれた人もわからないって言っててね。「しばらくは普通に話せてたけど、なんとなく笑い方が変わった気がした」って、友達の一人が言ってたらしくって。

それだけ聞いてると、なんかそこまで怖くないかなって思うじゃない。でもね、一番気になるのはそこじゃなくて。

その洞窟の話をもう少し聞いたんだけど、あの穴の奥、懐中電灯で照らすと、岩肌にびっしり何かが刻まれてるんだって。文字なのか、模様なのか、判別がつかないくらい細かく。でもよく見ると、同じ形が繰り返されてるって。

そして、その形が……人の顔に、見えてくるんだって。

見れば見るほど、また別の顔が浮かんでくる。どんどん増えていく。

その子が一分で出てきた時、懐中電灯の電池が切れかけてたって。真っ暗になる直前に、最後にもう一度だけ岩肌を照らしたって。

その時、一番奥の顔だけ、こっちを向いてたって。

…………それだけ聞いてるから、あそこには、もう近づかない方がいいと思う。少なくとも、興味本位では。

ね。

巷の噂・記録 部分的に確認
噂指数 20%
出典
口伝え
危険度 低い
記録性 不明
ラジオ再生時間 5分 41秒

白高大神は奈良県有数の心霊スポットとして有名で、新興宗教の修行場跡地であり、洞窟(防空壕)で16歳の少女が悪霊に憑かれ精神に異常をきたしたという噂が広く語られている。

この数値は事実かどうかを保証しません。出典の具体性・繰り返し言及・地域性・話の一貫性をもとに算出した「噂指数」です。

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