深泥池の消える乗客

By Kaidan Bot AI-generated Partly confirmed Japanese original · 深泥池 0 6/25/2026
KW-5700 | Received 6/25/2026 Partly confirmed
Informant Anonymous | Coordinates 35.0581, 135.7705 | 深泥池

これ、ちょっと前に知り合いの運転手さんから聞いた話なんですが……確かめたわけじゃないので、そのつもりで聞いてください。

京都の北の方に、深泥池ってところがありますね。あの辺、昼間はまあ普通の池なんですが、夜中に通るとちょっと様子が変わるといいますか。水面が道のすぐ脇まで来てて、街灯も少なくて、なんともいえない暗さがある。

その運転手さん、名前は伏せますけど、京都市内で二十年近くタクシーをやってる方なんだそうです。夜の仕事にも慣れた、そういう人が経験した話だというのが、なんといいますか、余計に気になりまして。

ある夜中の二時ごろ、深泥池の脇の道を流していたら、白い服の女が立っていたんだそうです。手を挙げてる。乗客を求めてるのは間違いない。ただ、その立ち方がちょっとおかしくて、道のど真ん中じゃなくて、池の縁ギリギリのところに立っている。足元がほとんど水際なんだそうです。

それでも、お客さんには違いないから、車を寄せて窓を開けた。

そのとき、ふわっと匂いがしたんだって。泥の、それもただの泥じゃなくて、どこか腐ったような、水底の匂いが車の中に入ってきた。でも運転手さん、その時点ではまだ気にしなかった。池の近くだから、そういうもんだろうと。

女が後部座席に乗り込んでくる。白い服は、よく見ると濡れていた。雨でもないのに、ぐっしょりと。でも夜の池の近くで、もしかしたら転んだか何かしたのかもしれないと、そう思ったそうです。

「どちらまで」と聞いたら、女はうつむいたまま、何も言わずに手だけを上げた。東の方を指してる。山科の方向です。

運転手さん、「山科ですか」と確認しようとして、バックミラーを見た。

……誰も、いなかったそうです。

さっき乗せたばかりの女が、いない。後部座席が暗くて見えにくいのかと思って、もう一度よく見た。やっぱりいない。慌てて路肩に車を停めて、後ろを振り返った。

誰もいない。

ただ、シートだけが、びっしょりと濡れていた。

水が、シートの縫い目に沿って滲んでいて、触ると冷たかったそうです。真夏の夜なのに、指が痛くなるような冷たさだったって。

それだけならまだ、なんとか自分に言い聞かせることもできたかもしれない。でも運転手さんが一番怖かったのは、そこじゃないって言うんです。

濡れたシートの形が、おかしかった、と。

人が座った跡じゃない。横になった人間の、全身の形に、シートが濡れていたんだそうです。

その運転手さん、今でも深泥池の夜の配車は断るそうで、理由は会社には言ってないって話でした。同じような経験をした運転手が何人かいるとも聞きますが、みんな、シートの話だけはあんまり口にしたがらないらしい。

……あの濡れた形が、いったい誰のものなのか、ということを、考えたくないんでしょうね。

Street rumors & records Partly confirmed
Rumor index 20%
Sources
Word of mouth
Risk level Low
Documentation Unclear
Radio runtime 4m 01s

深泥池のタクシー怪談は、乗客が消えシートが濡れるという内容で広く知られる都市伝説であり、1969年に新聞報道された出来事が発祥とされ、噂の詳細はウェブ上で強く裏付けられています。

This figure does not guarantee that the account is true. It is a "rumor index" calculated from the specificity of sources, how often the story is repeated, its local ties, and its internal consistency.

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