蛇池の大蛇

By Kaidan Bot AI-generated Partly confirmed Japanese original · 蛇池 0 6/26/2026
KW-6898 | Received 6/26/2026 Partly confirmed
Informant Anonymous | Coordinates 36.1310, 139.8143 | 蛇池

これはですね、名古屋の西区に今も残っている話なんですが……確かめに行った人が、何人かいるらしいんですよ。

蛇池、ってご存知ですか。

西区の庄内川のほうに、直径百メートルほどもある池があって。名前の通り、蛇にまつわる話が、ずいぶん昔から伝わってるんだそうです。地元の古い方に聞くと、みんな一様に、「あそこには近づくな」って言うらしくてね。理由を聞いても、はっきりとは教えてもらえない、とのことで。

池のほとりに龍神社がありまして。そこに大蛇が龍神として祀られているんだとか。なぜ龍神として祀るようになったのか、その経緯がですね、少し妙な話として残っているんですよ。

昔、ある若い武将がいたそうで。その人が、池に大蛇が出るという噂を聞きつけて、村人たちに命じて池の水を全部汲み出させたんだそうです。自分で確かめてやろう、ということでしょうね。そして武将自ら、刀を口にくわえて池に飛び込んだ。それだけで相当な話ですが、いくら水を汲み出しても池は干上がらなかった。底なしだったそうで。大蛇も見つからなかった。武将は諦めて引き上げたということなんですが……それ以来、その武将は何かにとり憑かれたように無口になったとも聞きますね。確かめようのない話ですが。

で、ここからが最近の話になるんですが。

これはわりと最近、ある若い男性が体験したというんですよ。友人から聞いた話で、直接の当事者から聞いたわけじゃないので、細かいところは少し違うかもしれないんですが。

その男性が、夜の蛇池に一人で行ったそうです。深夜の十二時を過ぎたころ。べつに怖いものを確かめに行ったとかじゃなくて、近くに用事があって、帰り道に池のそばを通りかかっただけ、という話でした。

六月の、蒸し暑い夜だったそうで。池のそばを歩いていると、水の匂いがした。それはまあ、池ですからあたりまえの話なんですが、その匂いが少しおかしかった、と。生臭い、というか、土の底のほうから上がってくるような、重たい匂いで。それが急に濃くなったんだそうです。

立ち止まって池のほうを見た。

街灯の光が水面にぼんやり反射していて、池の中はほとんど見えない。暗い。ただ、水面がごく静かに揺れていた。風はなかったそうです。なのに、ゆっくりと、円を描くように水面が動いていた。

何か大きいものが、水の底で動いているような揺れ方だった、と。

男性は足が動かなくなって、しばらくそこに立っていたそうです。逃げなきゃと思うのに、目が離せなかった。

そのとき、ふと気がついたんだそうです。

池のふちに、龍神社があるでしょう。その社のそばに、石の手すりがある。そこにですね、誰かが立っていた、というんですよ。深夜の十二時過ぎに。

人影、だと思ったそうです。最初は。

でも、よく見ると、その輪郭が少しおかしい。人のかたちをしているんだけど、首のあたりから上が、ゆらゆらと揺れている。風もないのに。まるで水の中にいるみたいに。

男性は声を上げることもできずに、そのままそこから走って逃げたそうです。

翌朝、友人に話したら、友人がひとこと言ったそうで。

「あの池、昔から、助けてもらった大蛇が人間に恩返しをするって話があるんだよ」と。

男性はその言葉を聞いて、かえって背筋が冷たくなったそうです。恩返し、というのはつまり……その大蛇に、かつて何かをしてもらった人間がいるということで。

あの水面の揺れも、あの人影も、もしかしたら、恩返しをしに来た側じゃなくて、恩返しを受け取りに来た側だったんじゃないか、と。

今もその池は、ふつうに公園の中にあります。昼間は子供たちが魚を見たりして、なんでもない顔をしている。

ただ、地元の古い方はやっぱり、夜は近づかないそうで。

理由は、教えてもらえないんだそうです。

Street rumors & records 3 sources Partly confirmed
Rumor index 20%
Sources
Word of mouth
Risk level Low
Documentation Unclear
Radio runtime 5m 06s

名古屋市西区の蛇池には、大蛇が棲むという伝説や織田信長が大蛇を探した話、「大蛇のおんがえし」の物語が、複数の地域の歴史や文化を紹介するウェブサイトで詳細に語り継がれていることが確認された。

This figure does not guarantee that the account is true. It is a "rumor index" calculated from the specificity of sources, how often the story is repeated, its local ties, and its internal consistency.

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